ネイルサロン開業までに1級まで取得しておきたい3つの理由
ネイルサロンを開業するならネイリスト検定1級まで取得しておいたほうがいいの?
というご質問をいただきます。
もちろん答えはYesです。
理由その①
1つ目の理由として、1級ネイリストとして自信をもって接客ができるから。
プロとして、お客様からお金をいただいてネイリストとして食べていきたいのなら、取らない理由なんてありません。
当然、豊富な知識・技術をもってお客様に対応していかなければならず、1級というネイリストとしてのスタートレベルにすら立っていないのにそれらの対応が果たしてできるのでしょうか。
少し厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、これは私が経験したからこそ言えるのです。
私がネイルサロンに勤務している時、お客様からクレームをいただいたことがあります。
まだ当時2級しか持っておらず、1級に落ち続けているという状況で自信を失っておりました。
そこへお客様から「あなたは何級ネイリストなの?」というぐっさり突き刺さる質問をされたのです。
「2級です」と答えるのがやっとの私でしたが、今思えば2級しか持っていない、という自信のなさがお客様への不信感にもつながったのだと思います。
2級ネイリストと1級ネイリストでは技術はもとより知識にも差があります。
また、1級検定を取得するまでの努力・練習量が2級までとは全く違ってきます。
その努力量の差が自信につながってくるのです。
クレーム対応やお客様へのアドバイスも、1級ネイリストと2級ネイリストでは重みが違うのです。
ネイルサロンを開業するということは、お客様の施術、アフターフォロー、アドバイス、クレームなどに対して適切な対応をして責任をもたなければなりません。
自信をもってネイルサロン開業をするのであればトップネイリストとして認められた1級資格を取得することをお勧めします。
理由その②
2つ目の理由としては、できるメニューの幅が広がり、集客効果・客単価アップが見込めるから。
現在、ジェルネイル専門サロンも多く、スカルプ自体メニューに無いというネイルサロンも多くあります。
スカルプとは、爪を長くする技法で1級検定の課題になります。
1本だけ折れてしまった爪の長さ出しのために行ったりするので、意外とサロンではよく出るのです。
お客様のご要望にトータル的に応えるためには、スカルプもやったほうがいいですし、スカルプができないネイリストとの差別化になります。
当ネイルサロンでは、ジェルネイルで形が綺麗にならないお客様の爪には、スカルプ10本で長さ出しをして綺麗にしています。
自分ができるメニューしかやらないというのは、勿体ないと思います。
そういった意味では、1級まで取得しているネイリストはそうでないネイリストに比べると、技術的に対応できるメニューが多いため、集客もよりしやすくなるのです。
しかも難しい技術のため、比較的高単価なメニューになり、売上も上がりやすくなるのです。
自分がオーナーになるのであれば、集客・客単価UPを考えるのも重要な仕事になってきます。
こういった点からも、開業を考えるならぜひ1級を取得しておくことをお勧めします。
理由その③
3つ目の理由としては、ネイリストとしてやっていくという覚悟が決まるから。
1級まで取得した人としていない人、技術の違いはもちろんのこと、何が違うのか?
覚悟が違います。
1級まで取得するには相当な練習量を積み、仕事や家事 育児をしながら相当、ハードな生活をしていかなければなりません。
練習時間の捻出、早朝 深夜、子供が寝た後の練習 練習 練習の日々・・・
スクールに通うお金は100万円近くかかり、モデルさんへの謝礼にもお金がかかります。
1回で合格しなければ、1年以上そんな生活が続きます。
そこまで大変な思いをして取った、1級ネイリストとしての称号です。
自信もつくし、覚悟もつきます。
そして投資したお金を回収しなきゃと。。
2級ネイリストと1級ネイリスト覚悟が違います。
私がスクールの講師をしていて、1級まで目指す人、2級まで目指す人の違いは覚悟が違うなと感じます。
1級合格を目指している人は、絶対ネイルサロンを開業してネイリストで生計を立てていく!という覚悟があります。
ネイルサロンを開業したら1級を取得するより大変なことがたくさんあります。
1級すら取得しないでネイルサロン開業?
サロン開業はそんな甘いものではありません。
でも、逆を言えば、覚悟さえしてしまえばサロン開業してネイリストとして生計を立てるってそんなに難しいことではありません。
まずは1級まで取る!っていう覚悟が大切です。
以上、ネイルサロンを開業するうえで検定1級まで取得したほうがよい3つの理由でした。
ぜひ参考になさってくださいね。