甘皮ケアって必要なの?ケアをした方がいい理由。
こんにちは!
ジェルやアクリルの施術の際、「ケアってしなきゃだめなんですか?」とのご質問を頂く事があります。
今日は甘皮ケアについてお話します。
最初に、甘皮とは?
キューティクルとも呼ばれ、本来甘皮とは爪を作る部分を守る大切な部分です。
細菌異物の侵入を防ぐ重要な役割もあります。
皆さんが考える甘皮は爪の根本にある帯のような半透明な皮膚の部分ですよね。
実は甘皮はそこだけじゃない!甘皮には二種類あるんです。
お伝えしたように大事な甘皮でもありますが、しかしながらその副産物としてもうひとつ「ルースキューティクル」と呼ばれる物が、実はお爪表面にべったりへばり付いているんです。
透明で薄い皮のような角質なので、ほとんど目には見えません。
ネイル用語では、今まで「甘皮」と呼んでいた部分を「キューティクル」、この薄皮状の角質の事を「ルースキューティクル」と呼び、このルースキューティクルを取るのがネイルサロンで言う甘皮ケアのメイン!
なぜ取るのか?ルースキューティクルがついていると・・・??
■ジェルやアクリルが取れやすくなります。
皮膚についてしまったマニキュアがお風呂に入ったらきれいにペロンととれた経験はありませんか?
このように、きちんとした土台に載せないと同じ事が起こります。
ルースキューティクルを除去しないままジェル等を塗布してもすぐに取れてしまいます。
以前お話した通りジェルもアクリルもシェラックも全て、土台が万全な状態な時にこそ密着し、持ちの良さが発揮されます。
透明なので通常の状態では見に見えず除去も難しいのですが、サロンでは専用のお薬やマシンを使って優しく浮き上がらせ押し上げて丁寧に取り除きます。
セルフネイリストの方が、「一生懸命塗ったのにすぐ取れてしまう・・」というのはここに原因があるかもしれません。
またジェルを甘皮の上にのせてしまった場合も同様に、甘皮にのった部分はすぐに剥がれてきます。そうすると、端っこがビラビラ浮いた状態になってしまい、そこから全体的に剥がれてしまいます。
ほんのちょっとのはみ出しも危険です。
■ルースキューティクルは健康な爪の成長の邪魔をします。
ルースキューティクルは甘皮の下から爪を覆いにへばりつくように生えていて、爪が伸びるにしたがって引っ張られて生えてくるイメージです。
引っ張られる際に乾燥して角質化したキューティクルも一緒にどんどん上がってきてしまう方がいます。
不要なキューティクルが伸びていると、爪に必要な水分を奪ってしまい、せっかく保湿オイルやネイルトリートメント剤を塗布しても浸透してくれません。
せっかく保湿やお手入れを頑張ったとしても、そんないらない甘皮に横取りされてしまってはもったいないですよね。
定期的な甘皮ケアをする事で、根本まで栄養が行き届く強くて健康な爪が成長してくれます。
また、ルースキューティクルだけでなく伸びすぎたキューティクルも押し上げ不要な部分はカットしてあげる事でお爪が綺麗な縦長の形に見えます。
当店は深爪やお爪が小さく悩んでいる方も多くいらっしゃいますので、そんな方にこそ甘皮ケアを定期的に行う事をおススメしています!
ケアしてあげるだけでも手元が見違え、清潔感も出るので男性の方はケアだけされていく方もいらっしゃいます。
つまりケアをしてあげると・・・
・ネイルも持ちが格段に良くなる。(持ちが悪いのはそこが原因かも?)
・オイルやトリートメント剤の浸透も良くなり健康な爪の成長を促進する。
・見た目にも清潔感が出て爪の形も縦長に綺麗に見える。
あともうひとつ、これはネイリスト的におススメのポイント!
・甘皮を押し上げてから塗る事で 奥の奥から塗ることが出来るので、伸びるのが気になりにくい!
手前から塗ると、伸びるとすぐ隙間が気になってしまいますが、奥の奥から塗ってあげる事で一週間後、二週間後の伸び具合が格段に変わってきます。なので、ネイリストは皆絶対に念入りにケアをしてからネイルをします。
いい事いっぱい◎◎◎
最近は、ケアなし、または簡易ケアなネイルサロンも多いですが、当店の甘皮ケアは、全てウォーターケアから丁寧に行っています。
しっとり潤って、仕上りがとっても綺麗ですよ♪
また当ネイルスクールでもネイルケアについてはみっちりレクチャーしております。
本物のネイリストになりたい方!
一ランク上のネイリストになりたい方!
お客様に愛されるネイリストになりたい方!
ネイルケアが得意なネイリストを育てています。
皆さんもぜひケアについて見直してみて下さいね!