技能検定試験3級に合格する3つのポイント-その①
ネイリストになってお客様へきちんとした技術を提供したいと思ったら、まずはネイリスト技能検定試験を受けてみてはいかがでしょうか。
プロのネイリストになりたいのであれば是非とっておいて間違いない資格です。
ネイリスト技能検定試験は3級 2級 1級と級が上がるごとにその難易度も増し、
1級はトップレベルの総合プロネイリストとして認められた資格
2級はネイルケアのプロフェッショナルとして認められた資格
3級はネイリストベーシックのマスターとして認められた資格
として認定されます。
3級はネイリストとしての登竜門ともいわれ、まずは3級合格を目指したいですね。
そこで、この記事ではネイリスト技能検定試験3級に合格するためのポイントをお伝えしていきたいと思います。
ネイリスト技能検定試験3級は実技試験と筆記試験の両方が合格点に達して合格となります。
実技試験か筆記試験のどちらかが合格点をクリアしていても、どちらかがクリアしていなければ不合格となってしまいます。
合格基準は実技試験50点満点のうち38点以上、筆記試験は100点満点のうち80点以上となります。
事前準備 消毒 衛生管理 モデルの爪の状態
ネイリスト技能検定試験の試験官を経験したことのあるJNA認定講師がお教える技能検定試験3級に合格するためのポイント1つ目。
検定試験受験日当日、受験生とモデルさんで試験会場に行きます。
そこで実際に連れて行ったハンドモデルさんへの実技課題を行い試験官に審査してもらうことになります。
その審査は実は試験前から始まっています。実技試験が始まる前に事前準備、道具セッティング、衛生管理方法なども審査の対象になっているのです。
試験前のモデルの爪に皮膚疾患などが無いか、用具 溶剤が衛生的に処理され品名ラベルが貼付されているかなども審査の対象になってきます。
また、手指消毒の際に直接スプレーで消毒をかけることは禁止されており、コットンにいったん消毒剤をしっかりと含ませてから指間、爪の先に至るまで汚れを除去しながら消毒を浸透させる方法で消毒していなければ減点対象になってしまうのです。
道具の消毒管理方法については、ウェットステリライザーと言われる簡易消毒器の中に試験で使うネイルニッパーやメタルプッシャー、ウッドスティックをセットしていなければなりません。
ウェットステリライザーの中に消毒剤を入れてセットする際にニッパーの刃先がきちんと消毒剤に浸っているか、なども見られてしまうのです。
もし、消毒剤が少なかったりして事前審査の際に試験官に注意されてその場で消毒剤を注ぎ足せばOKですが、そのことを知らなかったら注意されただけで心臓ドキドキしちゃいますよね。
このようにネイル技能検定試験は技能以外にも細かい審査基準があるのです。
しかし、そのことを知っていれば何も恐れることはなく合格へ近づくこと間違い無しです。
それでは、次に技能についての審査ポイントをお伝えしていきます。