技能検定試験3級に合格する3つのポイント-その②
ネイルケア
3級、2級のネイル技能検定試験の実技でまずは基本的なネイルケアができているかが重要な審査項目になってきます。
ネイルケアは
①ファイル・エメリーボードの扱い方
②ラウンドの仕上がり
③プッシャーの使用方法
④ニッパーのハンドリング
⑤クリーンナップ
の5つがポイントになってきます。
まず1つ目のポイントです。
ファイル・エメリーボードとは爪を整える際に使用するやすりのことを言います。
自爪の形を整える際にきちんと自爪用のファイルであるエメリーボードが使用されているかが見られます。
また爪が2枚爪にならないようにエメリーボードの往復がけは禁止されています。
エメリーボードが片方向から、かけられているかも審査の対象になっています。
2つ目のポイントは、ラウンドの仕上がりについてです。
3級試験ではラウンドに整えようとしているか。10本の形が初心者レベルに整えられ、長さのバランスを取ろうとしているか、ということが見られます。
ネイルを勉強し始めてまず、つまずくところが自爪をラウンドの形に整えるということです。
ラウンドの定義は先端が円周の一部のような丸みであること、サイドがストレートで、角がないということです。
これを頭で理解し、その形に整えようとしているかどうかが、審査の対象となってきます。
3つ目のポイントは、プッシャーの使用方法についてです。
プッシャーは甘皮周りの余分な角質を浮かせる用具になります。
メタルプッシャーの角度が爪に対して立て過ぎていないか、寝かせすぎていないか、などがチェック対象になってきます。
また、プッシャーを使用する前にフィンガーボールから出した指をブラシダウンしているか、などの工程も見られています。
4つ目のポイントは、ニッパーのハンドリングについてです。
プッシャーで浮かせた余分な角質をニッパーで取り除いていきます。
その際にガーゼを引きずるようにニッパーを持っていないか、スムーズに刃先を動かしているか、などがチェックポイントになります。
最後にクリーンナップについてです。
カラーリングに移る前までの工程でポリッシュオフがされていること。
ささくれなど初心者レベル程度処理されているか。
手指への損傷を与えていないこと。出血などの負傷を与えていないこと。
などがあげられます。
以上のようにネイルケアだけで5つもチェックポイントがありました。
この5つのネイルケアの基本をおさえていれば合格にグッと近づきます。
ネイルケアをしているのとしていないのでは、カラーポリッシュやジェルネイルの仕上がりが雲泥の差です。ぜひ、基本をマスターして3級試験合格を目指しましょう。